株式会社小川製作所は医療機部品を専門とする精密板金工場です

株式会社小川製作所 -医療機部品を専門とする精密板金工場-

高精度で歪みを抑える!ファイバーレーザー溶接の実力と活用事例

製品名
高精度で歪みを抑える!ファイバーレーザー溶接の実力と活用事例
概 要
繊細な部品を扱う現場では、わずかな歪みや焼けも許されない状況がある。
ファイバーレーザー溶接は、そうした課題を抱える現場にとって理想的な加工手法だ。
熱影響が少なく、仕上がりが美しい。
実際の製作現場では、医療機器など精密部品を扱う際に、工程短縮や品質向上を目的に導入されてきた。

◇ファイバーレーザー溶接とは?
アマダ製のFLW-1500NTを使用。
ファイバーレーザーを用いた精密溶接が可能で、鉄やステンレスをはじめとした各種金属に対応している。
従来の溶接方法に比べて、熱の影響範囲が極めて狭く、母材の変形が起きにくい点が評価されている。
製品の詳細
・機種名:FLW-1500NT(アマダ)
・出力:1500W
・対応材質:鉄、ステンレス、アルミ、など
・加工範囲:複雑な形状や微細部にも対応可能
特 徴
・高出力かつ集光性に優れたビームにより、高速で高精度な溶接が可能
・熱影響が少なく、母材の歪みや焼けを最小限に抑える
・非接触での加工ができ、薄板から厚板まで幅広く対応
・微細な部品や複雑な形状にも柔軟に対応可能
使用例
・医療機器の筐体や内部構造部品の精密溶接
・産業機器部品の試作および量産
・板金筐体のコーナー部や継ぎ目の仕上げ
・小型製品の外装パーツの組立
加工方法
ファイバーレーザー溶接は、3D・2DのCADデータをもとに設計された溶接部に対し、非接触でレーザー光を照射する方式を採用している。
社内のTIG溶接機やCO2溶接機と組み合わせた工程設計も可能で、製品ごとの要件に応じた溶接計画を立てている。
当社の取り組み
短納期対応を重視し、社内SNSや生産管理システムを活用。各工程間の連携を強化し、効率的な溶接体制を整備している。
また、品質管理体制にも注力し信頼性の向上を図っている。
まとめ
ファイバーレーザー溶接は、精密性が求められる現場で大きな力を発揮する。
品質と効率を両立させたい製造現場において、有力な選択肢となる技術である。

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